ケミ速alive!

脱法ドラッグと謳われる商品の数々は「合法ケミカル」から作られている。

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5-IT、名前の由来が5-Iso-Tryptamineと私は信じています。 なので、別称5-(2-AminoPropyl)Indole(5-API)の方がもっぱら用いられます。まあ、実際にどうネーミングしたのかは知りようがないのですが、なんといってもベンゾフランをBenzo Furyと捻った連中ですから! ここら辺のネーミングセンスは各論非常に意見が分かれ、しばしば大討論の火種になることがあるので割合します。

えーでは解説を、2012年3月頃に「お前らやっぱり裏で打ち合わせしたんだろ」という感じで大手UKベンダー、大手EUベンダーの2グループがほぼ同時に満を持しておそらく異なるソースで発売(イギリスのはやってません)。 コンセプトはなんといってもトリプタミン系のエンタクトジェンであるα-MethylTryptamine(aMT)の分子式(C11H14N2)が同じ、にも関わらず主鎖が5位に配置されたアイソフォームであること。
また、インドール上の窒素原子のもつ水素がどう結合サイトと相互作用するか、という薬理学的な意味合いでも今後のケミカル開発に置いても非常に重要な役割を果たすことが考えられました。

いわば効くかどうかは別としても、興味の対象になるにも十分、その作用を実験するにも十分な、市場を成長させるために大きく貢献したケミカルであったということは間違いないでしょう。 現に購入したベンダーからは「是非、あなたの意見や感想を聞きたい」とメールが多く寄せられました。

結果、効果発現までかなりの時間を要することにより、スウェーデンでの死者(1)を皮切りにと死者や中毒者続出。 わずか数ヶ月でその多くが市場から消えました。

まだ入手不可能なわけではないのですが、

――このケミカルは多幸感の質だけで言ったら90点越えの良作であった、二番煎じは必要ない。 そのくらいの上出来なピュアな多幸感を満喫しました。
しかし、現在日本では指定薬物に指定されており、輸入等は違法ですから、もう手にすることもないでしょう。

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