ケミ速alive!

脱法ドラッグと謳われる商品の数々は「合法ケミカル」から作られている。

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俗称: α-PyrrodinoValeroThiophenone; α-ピロロジノバレロチオフェノン

IUPAC名: (RS)-2-(pyrrolidin-1-yl)-1-(thiophen-2-yl)pentan-1-one
CAS登録番号: N/A

 
α-PVT(α-Pyrrodinovalerothiophenone)はα-PVPのベンゼン環を硫黄を含むチオフェン環に置換した、カチノンとは構造的にも代謝的にも異なります。 α-PVPの後継となります。

アップ屋のα-PVT含むバスソルトは低品質も甚だしいので、本物のα-PVTの味を知ってみたいなと思っていたので、今年の1月頃に中国から引いたんですが、思いっきりハズレ、何この灰みたいな粉は。
という失敗もあり、私の中では、α-PVT = 地雷 のラベル付けがされていたのですが、徐々に普及が進んできて小売でもよく目にするようになりました。
相変わらず、ネットにはα-PVPほどの情報は存在しませんが、普及するにはワケがある。 ということで、試しに2ヶ所から輸入。

30mgスニッフで多幸感のラッシュが襲ってくる。 初速がかなり強烈。
ショート(20分~30分)ですぐ抜けるところが少しコカインのラッシュと似ています。 切れ際も緩やかでダルくはなく眠くなるのも1ポイント。
α-PVPに似てることは似てる、もうちょいマイルドにした感じでいい。

α-PVPのような強烈な依存性は弱いです。 軽めの多幸感と覚醒感が残るので、ただ、ラッシュはスゴくいいので習慣性は少ない。

欠点としては、
すぐにパラノイアになる(α-PVP譲り)
軽い頭痛
といってもすぐに耐性が付くので、量を増やさなければ治まる。

ということで、評価は、

 悪くない。 指定薬物になる前に買い溜めしておけば良かったと後悔ですね

5-it.png
5-IT、名前の由来が5-Iso-Tryptamineと私は信じています。 なので、別称5-(2-AminoPropyl)Indole(5-API)の方がもっぱら用いられます。まあ、実際にどうネーミングしたのかは知りようがないのですが、なんといってもベンゾフランをBenzo Furyと捻った連中ですから! ここら辺のネーミングセンスは各論非常に意見が分かれ、しばしば大討論の火種になることがあるので割合します。

えーでは解説を、2012年3月頃に「お前らやっぱり裏で打ち合わせしたんだろ」という感じで大手UKベンダー、大手EUベンダーの2グループがほぼ同時に満を持しておそらく異なるソースで発売(イギリスのはやってません)。 コンセプトはなんといってもトリプタミン系のエンタクトジェンであるα-MethylTryptamine(aMT)の分子式(C11H14N2)が同じ、にも関わらず主鎖が5位に配置されたアイソフォームであること。
また、インドール上の窒素原子のもつ水素がどう結合サイトと相互作用するか、という薬理学的な意味合いでも今後のケミカル開発に置いても非常に重要な役割を果たすことが考えられました。

いわば効くかどうかは別としても、興味の対象になるにも十分、その作用を実験するにも十分な、市場を成長させるために大きく貢献したケミカルであったということは間違いないでしょう。 現に購入したベンダーからは「是非、あなたの意見や感想を聞きたい」とメールが多く寄せられました。

結果、効果発現までかなりの時間を要することにより、スウェーデンでの死者(1)を皮切りにと死者や中毒者続出。 わずか数ヶ月でその多くが市場から消えました。

まだ入手不可能なわけではないのですが、

――このケミカルは多幸感の質だけで言ったら90点越えの良作であった、二番煎じは必要ない。 そのくらいの上出来なピュアな多幸感を満喫しました。
しかし、現在日本では指定薬物に指定されており、輸入等は違法ですから、もう手にすることもないでしょう。

脳トレ気分で構造式を書いて、pKaを調べたりと薬学ライフを満喫している人って結構少ないですよね。

http://www.google.co.in/patents/WO2013042006A1

これが最高に面白いと感じれた人と難しいと思う人、圧倒的に後者が多いかと思います。

こういう物の類は見れば見るほどメリットしかないような気がしますがねぇ・・・
だって、高校生のうちに読んでおけば、化学の感覚を大学に入ってからつけても遅いような気がします。
チャンスが目の前にあるのに、他人より知識が深まったという恍惚感に浸れるかもしれないのに、それを逃すっていう心理が分からないんです。

分からなくてもいい、存在さえ知っていれば、いずれ「あれ? これってこんなに簡単なものだったけ?」と必ず思える日が来ます。 保障します。 
難しいものは一字一句間違えずに覚え、それより比較的易しいものは概念として捕らえ、この二つを組み合わせて独自な発想が浮かぶことが多い、特にこのブログの殆どはこのパターン

pb-22
10:50 0.5mgほどをタバコと一緒に一服。
立ち上がりは普通かやや遅い

気が散りにくいという点では音楽もそこそこ楽しめる

ギリギリ動けるレベルのダウナーだが、精神的には結構冷静な状態。
そのため深度は5-F-PB-22と同程度だが、圧倒的に頭が賢くなる。 サイケやあまりに常軌を逸した考えも浮かばない。

11:08 動けるようになって、さらに0.5mgを一服
やはり、いわゆる“ポジティブシンキング”になるが、5-F-PB-22よりは大人しく解離もほぼしないのでコンセプト自体が違うのだろうと思う。

11:54 もうベースラインだが、ちょっと残るね。
飛びの質では圧倒的にBB-22に軍配が上がるが、この身体的ダウナーはネックになりかねない。

そして追い炊き、1mgほどでもう一度試したら、完全にODでした。
体が別次元に持っていかれるような状態で助けを呼ぶ余裕すらありませんでした(呼んだところで誰もきませんが)。 このODの傾向的にもはや幻覚剤と言ってもいいと思います。
JWH-XXX時代の感覚で盛ったら間違いなく気絶します。

その点で活動的になる5F-PB-22のほうがパーティー向き(今回のPB-22は瞑想向き)かな、と。
この記事自体がそうじゃないですか? 明らかに落ち着いてから書き直しているような印象を受けるんじゃないかなぁと思いますが・・・

今度は規制前にAB-FUBINACAも一度ぐらい試したいのだけれども

gbl
γ-Butyrolactone; GBL(和:γ-ブチロラクトン)は5員の環状エステルで、体内で開環されることによりγ-Hydroxybutyrate; GHBに代謝されて中枢神経抑制作用を発現させます。
 
GHBの塩と異なり完全な液体ですが糞不味いところは同じなようです。 なのでカプセルに入れます。
1回量は0.5-2.0mLほどで、浮動性めまいのような感覚が1-2時間続きます。 アルコール依存症に対してアルコールの代替えとして使用されることがありますが、筋弛緩作用や抗けいれん作用は弱いため身体依存には効果がありません。

また、レセルピン様の前頭におけるチロシン水酸化酵素を活性化させ、L-DOPAを経てドーパミンを増加させること知られています。

海外から輸入することもできますが、国内の試薬製造会社から500mLで3000円ほどで容易に入手可能です(事件直後のため入手が多少難しくなっていると思います)。

それと、既にGHBのアナログはケミカル市場で流通しています。 わざわざ法を犯してまでGHBなんぞを合成する必要もないし、GBL自体も強烈な向精神作用をもっています。 

最近、とある俳優が所持・使用により逮捕されたことで有名なα-PVP

MDPVの規制強化により代替品としてアメリカでも去年に爆発的な人気を博しました。

どちらかというとマイルド(それでもかなり強いですが)な効きのMDPVに対して、超速攻型の強烈なラッシュが売りのα-PVPは無味乾燥なコークといったところです。
私はコレをケミカル人生初のトイレにポンをしました。 麻薬になったからという理由ではありません。 夜中眠れないほど体が欲求したからです。

私は覚せい剤は1度しかやったことがありませんが、知り合いはMDPVより断然α-PVPがいいとのこと。
「あぁ、この値段でこの飛びならシャブより断然いいわ。」

しかし、文頭で述べた通り、今ではMDPVと並んで徹底的な取り締まりが行われています。
簡易尿検査キットや覚せい剤でいうシモン試薬のようなものも出来ているので、シャブと同じ様にパクられます。

以上。

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